脱毛をしようと考えている場合、知っておいた方がよい知識は色々とあります。その中のひとつに、体毛の構造があります。
人間の体毛は、約500万本も生えています。その中で、皮膚の表面に見えている体毛は、約140万本程度です。
つまり、脱毛する毛は140万程度ということになります。しかし、その体毛の3分の2は皮膚の下に隠れてしまっているのです。つまり、皮膚の上に出ているのは、毛の3分の1だけなのです。この皮膚の表面に出ている毛は毛幹といいます。毛穴は毛幹が出ている部分です。皮膚の中にある毛組織全体を毛根と呼びます。
毛根の最下部は球状にふくらんでいるのですが、この部分を毛球といいます。更に、毛球のくぼんだ底の部分を毛乳頭と呼び、この部分に神経や血管が集中していて、毛母細胞に栄養素を送っています。毛母細胞は毛乳頭の上にある細胞で、この部分が細胞分裂をくり返すことで毛が伸びる構造になっています。
毛包は毛根全体を取り囲んでいる組織のことです。このように、体毛の構造はとても複雑なものであり、それぞれ働きがあります。このような知識があれば、脱毛をする時に、どのようにして脱毛の施術するのかという説明も、わかりやすくなります。